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木材製材業から住宅建築業へのM&A事例｜後継者不在解決と事業承継シナジー効果を実現
ご相談者様について
昭和12年創業、40年以上の業歴を誇る老舗の製材企業様。
地域に根ざした事業展開を行い、国産原木の仕入れから製材加工まで一貫して自社対応。
長年培った技術と信頼関係により、安定した事業基盤と高品質な製品の安定供給を実現。
規格品製材に加え、顧客ごとのオーダーや自由設計にも対応できる高度な加工技術と柔軟なシステムを備え、住宅建築業界の多様なニーズにも応えられる体制を構築していた。
現経営陣の高齢化が進む中、事業の持続的発展と従業員の雇用継続を第一に考え、最適な事業承継パートナーの選定を多方面にわたり慎重に検討。
長年築き上げた事業基盤と技術力を継承し、さらなる発展を実現できる譲受先との出会いを求めていた。
事業承継プランナーズからのご提案
譲受企業は、地元工務店での実務経験を経て注文住宅の施工力を磨き、将来的な法人成りを目指して独立した個人事業主の住宅建築業者。
成長過程にありながら、資材調達の安定化と経営基盤の強化（法人成り）という課題を抱えており、安定供給が可能な製材業との連携を強く希望されてた。
当社では、両社の強みと課題が補完関係にあることに着目し、製材業と住宅建築業をつなぐM&Aを提案。
譲受企業の法人成りと株式譲渡を同時に行うスキームを設計し、金融機関との連携により資金調達から手続きまでを一貫してサポートを行った。
結果
両社の強みを活かしながら、経営課題の同時解決とシナジー効果の創出を実現したM&Aに至った。
譲渡企業（製材業）は、自社が注文建築にも対応できる譲受先を望んでいたため、現経営陣の希望に沿ったM&Aの締結が実現。
譲受企業（住宅建築業）は、法人成りと資材調達の安定化により経営基盤を強化。
両社の技術とノウハウを融合させ、製材から建築まで一貫対応可能な体制を確立。
結果として、地域密着型の新たな住宅供給モデルを生み出す、相互にメリットのあるM&Aが成立した。
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